今回紹介するのは「メルヘンヴェールⅡ」(1986年/システムサコム)です。
対応機種:PC-9801(3.5''・5”ディスク)
価格:7900円
発売日:1986年6月14日

F12(COPY)=ユーザーディスク作成
End(HELP)=アイテム詳細
メルヘンヴェールというとMONDO番組「新・伝説のクソゲー大決戦」で候補にも挙がったようにファミコンではクソゲーとして有名な話です。確かにファミコンのゲームとしては異常な難しさとノーヒントの謎解きもあってそういう扱いも致し方ないと感じます。しかしパソコン版から見ると実は評価が非常に高く、アクションRPGの傑作とされていました。従ってメルヘンヴェールⅡは期待が高かったのですが、98しか発売されずほとんどの方がその行く末を確認できず過ぎ去ってしまいました。現在ではありがたいことにEGGにて配信されてますのでヴェールに変えられてしまった王子と王女の結末、果たして人間に戻れたのかといった長年の疑問を解くべく挑戦しても良いのではないでしょうか。

オープニングのビジュアルシーン、16bitのビジネス機だけあって圧巻です。
前作エンディングで神々から殺生した罪は免れないと叱責されたヴェール(王子)はどうなるのでしょう。

前作は各シナリオをクリアして次のシナリオへ進むといったゲームでしたが、
今回は8シーン+3ステージを自由に行き来できます。
メインの武器は同じように弾がでますが、メルヘンヴェールと同じように敵が軸を変化させてくるので難しい。
スクロールをうまく活用して軸を修正します。


中ボスも多彩でイースのように各ステージごとに存在します。
魔法を使うと有利にボスを倒すこともでき、shiftで実行できます。

ラージシールドが隠されているエリア。チャレアベでも記述がありますが、ここは通り抜けられる壁があります。
このゲームデザインはハイドライドⅡっぽいデキです。

終盤間際のアイテム群。RPGの醍醐味のアイテム、徐々に増えていくのがうれしいですね。

最後のボスの魔法使い。ここまで駆け足でしたが、実際はとてつもなく長く全部の紹介はとても無理でした。


かなりアクション性が強いRPGでしたが、クリアしてその達成感が味わえました。
どんなゲームでも最後までプレイしてはじめてその全体像、制作者側の意図がわかるようになりました。
クソゲーだろうと難ゲーだろうととにかくクリアすることに意義があります。
当時のパソコンゲームの心得はいつまでも大事にしたいと思います。
Thank SYSTEM SACOM for products
参考文献:チャレンジ!!パソコンアドベンチャーゲーム&ロールプレイングゲームⅡ(ベーマガ別冊3番目)
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