今回ハードオフで出会いがあったのは「パチンコチャレンジャー 」(SFC)です。
これは個人的にいい出会いですが、これは知らないゲームですね。メーカーがカロッツェリアジャパンなんて聞いたことありません。名前の付け方がいい加減な感じがしますし、9800円(税抜き)だったことを考えると当時スーファミパチンコがいかに儲かるジャンルだったのではないか、パチンコファン向けに適当に作ればいいやなどユーザー側の視野が欠けていたと思われても仕方なかったかもしれません。当然、1995年が今と時代が違ったと言えどそんなゲームは市場が許す筈もなく、売れずに早々にワゴンセール商品になったと想像はしやすいでしょう。

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そして長い年月が経ち、レトロゲーム相場が底上げが起こる今、今まで誰も見向きもしなかったものまで値上がりが顕著の中でもこのゲームだけは1円だろうと相場をチェックすると安いことは安いが、あまり数は出回っていない模様です。ヤフオクでも単品だと1000円、アマゾンでも500円くらいですか。

状態は年月を考えるとかなり良く、箱以外はほとんど未開封のような新品同様でした。おそらくようなどこかの在庫品一掃でハードオフに持ち込まれたのだろうと想像すると値札にはリッチランド2450玉と書いてある。これはパチンコ店の景品。2450玉✖4円=9800円。当時の換金率(2.5円~3円)を考えると景品は等価交換だからつじつまが合う。パチンコ店から流れてきたものかとそう思うとなんか懐かしい感じもする(該当パチンコ店の倉庫に売れずに長年置かれていたものか、もしくはパチンコ景品納入業社が間に入ったかはわからないが、おそらくある理由からまちがいなく前者だと確信する)。

今でこそパチンコ屋の景品はお客さんに交換してもらいやすいものを調査して置いているが、今とは違って当時はパチンコ人口も多かった時代。パチンコ店も余裕があっただろうし、業者のいいなりのようないい意味でなあなあの関係だったんじゃないかなあと思えてくる。

肝心のゲーム内容はこれまたかわいそうなくらい当時のパチンコ台の模倣機が収録してある。オリジナル機12種+オリジナルパチスロ機2種。オリンピックモードではこれをプレイしてパチンコをオリンピック出場種目にしようという、わけのわからん目的。具体的には5階あるステージを支配人の課題をクリアして最上階のオーナーと戦うことになります。

攻略モードは各機種の打ち放題が楽しめる。模倣台なのでおそらくフィーバークィーンやパワフル、たぬ吉君などにそっくりな台がある。ただし確率などの仕様は一切不明。
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