今回紹介するのは「ディグダグ」(1983年/電波新聞社)です。
ディグダグはナムコから1982年にゲームセンターに登場し、当時頻繁に遊びました。元祖かどうかはわかりませんが、私の中で穴掘りなゲームといえばディグダグかMr.Do!を思い出します。一時はナムコのクラシックゲームとして持て囃された時期もありましたが、現在では以前のようなリバイバル感はありません。面々考えますとディグダグをリアルで遊んだ年代はもはやゲームを卒業してしまったのかと思うくらいブログで書かれているのは少ない気がします。あの独特な高音のクレジット音とスタートした時の音は素晴らしいと思います。
ディグダグの高得点のコツは...高精度なジョイスティックが不可欠?
ディグダグはアーケード用ジョイスティックがないと非常に難しいです。家庭用のコントローラーや携帯型ではまず操作がしにくいと思います。なぜならディグダグ.....内容は知っているという前提で話しますが、ステージクリアとともにスコアメイクしなければならないゲームだからです。当時ゲームセンターでは1コインでいかに長く遊べるかが重要でして、むやみやたらに敵を破裂してクリアするとステージが進み、どんどん難易度が高くなってしまいます。それを避けるためにたて穴落としをしてスコアを大量に獲得するのです。敵を生かさず殺さず、敵同士なるべく重ね合わせるように針でマヒさせ、距離を保ちながら自分を追わせる、これがディグダグの楽しみ方です。そのためには微妙な遊びのある逆方向への反発力のあるアーケードコントローラーが必要になるのです。またベジタブルボーナスは高得点なのでアーケードでは岩石で1匹残して敵をまとめて潰してからのボーナスゲット、そして最後の一匹にとどめを刺す、これが当時自然と身についた高得点法でした。当時最高で21-22面くらいはイケたと記憶しています。
アーケード版は現状では配信等も多くあり、あまりプラットフォームは選びませんが、目線と直角なTV画面ではやりにくく、水平のアーケード用のテーブル画面でないとなかなか往年の気分が出ません。
一方、80年代の8bitパソコンではこのように多くの移植版が多くあります。
特にNECの8001や8801系統だけNモードとSRで4種、前期版からハードの性能向上に合わせた後期改良型もあるなどそれだけ要望が多かった、人気があったと感じさせます。
ベーマガ1984年6月号スーパーソフトマガジン誌上でのX1版公式解説ページ
テープ版が主流のX1(マニアタイプ)、X1Cなど内臓電磁レコーダ向けのX1版ディグダグ。
タイトルやキャラ説明もなく非常に寂しい。
後期のX1turbo/F/G向けの5インチ2DタイプのX1版ディグダグ(200ライン用)。
他にX1Dの3インチタイプもあります。
アーケード版と異なる部分はほとんどなかったです。
ただやはり操作が厳しくて4面で終了となりました。
オマケ、6001mkⅡ/SR版。
キャラが大きいのはお約束ですが、出来はかなりいいです。