今回紹介するのは「ポップバルーン」(1984年/コンパック)です。
これもなかなかお目にかかれないX1黎明期の作品です。アリスちゃんがCRAZY BOYを助けに行くというアクションパズルゲームで面クリア型です。敵を避けながらフルーツを全てとればクリアですが、スペシャルボーナスとしてブロックを指定の場所に持っていくことでもクリア可能。いうなればセガのペンゴにもあったダイヤモンドブロック(大変だけど成功すると破格の高得点が入る)的な要素が面白い。
また木をよじ登り、フルーツを取るというパソコンならではの王道の仕組みは同時期のエニックスのニュートロンにも通じる要素があり、良質なゲームといえよう。キャラも奇をてらわず、良くできている。コムパックはI/Oというプログラム掲載マイコン雑誌のグループでもあり、マイコンを熟知したメーカーならではの作品だと思います。